バリューベット
バリューベットとは利益を最大化できるようなベットのことです。
これは、自分がベストハンドを持っている時に出来ることで、ベストハンドでなかったり、弱いハンドの時はできません。
このベストハンドの時にどれだけチップを回収できるかが勝負です。
ここの利益を最大にすることが重要になります。
初心者はここのコントロールが出来ず、折角チャンスが来たのに最大化できなかったり
最大のチャンスに気づかない場合もあります。
バリューベットは別の言葉で表すと
勝っている時にポットを大きくして利益を増やすこと
となります。
勝っているのかどうか
自分のハンドは相手プレイヤーに勝っているのか、負けているのかの判断が重要です。
自分の持っているハンドに熱中して、感覚だけでプレーするのでは、バリューベットは出来ません。負けている時にポット大きくするのは、ただチップをドブに捨てることになってしまいます。
ポーカーに絶対はないので、絶対に勝っている、負けているとは毎回わかる訳ではありません。よって、勝っている可能性が大きければ多くポットし、負けている可能性が大きければフォールドする
と、バランスよく判断し、いかに大きく勝つか、いかに小さく負けるかが重要です。
ベストなバリューベットとは
自分がナッツ（その時点で一番強いハンド）を持っている時は最大のバリューベットのチャンスです。
ナッツはその場では負けることのないハンドなのでポットの中にあるチップは100％自分のものになります。引き分けても元は取れます。
だからといって大きくベットしても相手がフォールドしてしまうので、相手がフォールドしない程度の額でベットしましょう。
最も利益を最大化するベットサイズは
相手がコール（もしくはレイズ）するギリギリの額
となります。
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ポーカーの基本原則
デイビット・スクランスキーはポーカーの基本原則は
「あなたが相手のハンドを見えている時に取る行動を間違いなく行えればあなたは利益を得る」
「相手があなたのハンドを見えてる時に取る行動とは逆のことさせればあなたは利益を得る」
と唱えています。
「あなたが相手のハンドを見えている時に取る行動を間違いなく行えればあなたは利益を得る」
というのは、実際に相手のハンドが分かれば簡単な話ですが、そうはいかないので
いかに相手のハンドを読み取るのかが重要になってきます。
相手のハンドレンジを絞ることで、できるだけ見えている状況に近づけます。
「相手があなたのハンドを見えてる時に取る行動とは逆のことさせればあなたは利益を得る」
これは自分のハンドをいかに違うものとして相手に想像させるかです。
自分のハンドが強い場合、相手には自分のハンドが弱いと想像させ
自分のハンドが弱い場合、相手には自分のハンドが強いと想像させたいところです。
そうすれば相手プレイヤーはすべきアクションを間違えて行います。
ただ、注意すべき点があります。
プレイヤーの中には相手のハンドを全く想像せずプレイしている人もいるということです。
相手のハンドを想像しないでプレーをしているプレイヤーはこちらが引っかけたブラフには引っかからずプレーをしているため帰って自分に返ってきてしまう場合があります。
こういう相手にブラフは禁物です。
こういった相手には相手よりも強いハンドを作り相手の修正を活かし、純粋に稼ぎましょう。
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スチール
ポーカーの場合、スチールの意味はブラインドやリンパー達のチップを盗む技術のことです。
ＳＢ、ＢＢは強制的にＢＥＴさせられているため、ハンドがあまりよくない確率が高いです。
そこでブリフロップでレイズを行い、中途半端なハンドの人を全員降ろしてしまおうという作戦です。
スチールで大事な要素は
・自分より前にレイズアクションが入っていない
・ポジションが良い
・タイトなテーブルである
・あなたはタイトなプレイヤーだと思われている
・なんでもコールするコーラーがいない
・ポットコミットしているプレイヤーがいない
・などが挙げられます。
1.自分より前にレイズアクションが入っていない
スチールは相手を全員降ろすことが目的です。誰か一人でも残ってしまえばあまり意味がありません。
自分よりも前にレイズアクションがあるということは、強いハンドを持っている可能性が高いということになります。
危ない橋をわざわざ渡るのはやめましょう。
2.ポジションが良い
ポジションが良いことにこしたことはありません。
あなたの番が後になればなるほど成功率は高まります。]
3.タイトなテーブルである
必ずしもタイトなテーブルである必要はございませんが、タイトであれば成功率は高まります。
タイトというのは、レイズアクションなどがあった時に慎重になることです。
こちらがレイズをした際に慎重になって降りてくれるプレイヤーが増えます。
4.あなたはタイトなプレイヤーだと思われている
周りからあなたはタイトなプレイヤーだと思われていれば、レイズアクションをした際に強い手が入ったと重い降りてくれます。
しかし、あなたがルースなプレイヤーだと思われていれば、スチールを狙いにいったと重い相手も降りてくれません。
5.なんでもコールするコーラーがいない
あなたのレイズに動じることなくコールされると意味がありません。
6.ポットコミットしているプレイヤーがいない
トーナメントなど、ブラインドがかなり高くなっている状況であれば、BBでスタックの3分の1を出してしまっているショートスタックのプレイヤーが出てきます。
リーディング
リーディングとは、相手の手を読むことです。
相手の手が分かっている状態で戦っていれば、勿論異常なほど戦いやすいですよね。
ハンドの予想は
プレイスタイル
ポジション
アクション
の3つを総合的に考えて行います。
プレースタイル
ルースアグレッシブ
名前の通りルース且つアグレッシブなプレーをしてくるので、想像出来るハンドの幅が広く、特定しずらいです。
タイトアグレッシブ
ある程度ハンドを絞って参加してくるので、特定しやすいです。
ルースパッシブ
参加には非常に積極的ですが、アクションは消極的なので、リーディングしにくいです。
タイトパッシブ
ハンドを絞って参加してきますが、アクションも消極的なので、これもまたハンドが想像しずらいです。
２．ポジション＆３．アクション
プリフロップでのポジションごとのアクション別ハンドレンジ予測です。
ＳＢ
・リンプイン 87 A9 Q9 76 42s 32s 96s 85s J8 J7s 65 54 74s K9 T8以上
・レイズ TT AQs AJs KQs AK以上
・リレイズ AA KK QQ JJ AKs
ＢＢ
・チェック TT AQs AJs KQs AK以下
・レイズ 99 JTs QJs KJs ATs AQ
・リレイズ TT AQs AJs KQs AK以上
アーリーポジション
・リンプイン TKs KQ 88 QTs 98s J9s AJ KTs 以上
・レイズ TT AQs AJs KQs AK以上
・リレイズ AA KK QQ JJ AKs
ミドルポジション
・リンプ 77 87s Q9s T8s KJ QJ JT 76s 97s Axs 65s
・レイズ TT AQs AJs KQs AK以上
・リレイズ AA KK QQ JJ AKs
レイトポジション
・リンプ 66 AT 55 86s KT QT 54s K9s J8s 75s以上
・レイズ 99 JTs QJs KJs ATs AQ以上
・リレイズ TT AQs AJs KQs AK以上
これらはあくまで基本的な予測しか書いていません。シチュエーションやプレイヤーの熟練度も含めると、さらに複雑なリーディングとなります。
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ポジションの重要性
テキサスホールデムでは、このポジションがとても重要になってきます。
基礎編でも書いていますが、アクションを先に行うポジションは不利、後で行うポジションは有利と言われています。後のほうが、他のプレイヤーの行動を見てから自分のアクションの判断ができるため有利となります。
スターティングハンドの基準を変える
最初に配られる2枚のカードで自分がフォールドするのか、レイズをするのか、リレイズをするのかを決めなければいけません。
その判断基準が重要となってきています。
判断基準は参加人数によって変えた方がいいです。
参加人数が少なければ、その時点での自分のハンドに多少見込みが無くても
勝負に行く価値はあります。
また、参加人数が多ければ慎重に参加か不参加を決めなければいけません。
理由として、人数が多い方が強いハンドを持っている人がいる確率が高いからです。
極端な話、AK以上の手札を持つプレイヤーが存在する確率は2人のテーブルと10人のテーブル、多いのはどちら？という話です。
カードはランダムに配られるものですから、当然人数が多いほうが、強いハンドが存在する可能性は高くなります。
人数が少ない場合は参加の敷居を下げ、多い場合は上げましょう。
まとめ
ポジションがいい＝相手の後にアクションができる
です。
プリフロップではBBが一番最後にアクションできるのでBB有利といえますが、フロップ以降、最初にアクションしなければならず、結果的には不利です。やはりBTNが一番有利です。
BTNまでの全員のアクションと、あなたのハンドを比較して、どのアクションがベストか選ばせてくれるのです。
【プロプレイヤー】ヴィクター・ブロム
ヴィクター・ブロムはスウェーデン出身です。
トム・ドワンやフィル・アイビー、パトリック・アントニウスなどの超トッププレイヤーを相手に
2ヶ月間でなんと500万ドル（当時のレートで約5億円）を稼いだことで、一気にポーカーの世界で話題になりました。
ヴィクター・ブロムは10代のころポーカーにハマり、当時の所持金20万円をすべてオンラインポーカーに入金して、ポーカーゲームに熱中しましました。
100ドル/200ドルのレートで毎日15時間ほどプレイしたら、3週間後には資金が200万ドル（約2億円）まで増えていたそうです。
このような厳しい状況に自分自身を追い込んでポーカーの腕前を磨いていきました。
ポーカーを始めたきっかけは友達から教えてもらったからだそうです。
自分に向いているゲームだと思い、雑誌やインターネットなどでは一切勉強せず、すべて自分流で上達したそうです。
ポーカートッププレイヤーになり、セレブの仲間入りとなったヴィクターブロム。
そんな彼は
「個人的にはあんまり目立つことは好きじゃないんだ。初めての人と会話するのもあんまり得意じゃないし。住んでるロンドンでは、僕が誰かって知らないからとりわけ目立つこともない。そんな地味な生活が一番かな。」
と言っており、ここからもヴィクターブロムの性格が読み取れる。
＜ヴィクター・ブロムのプレイ動画＞
ヴィクター・ブロムがオールインで見事勝利を収めたシーンです
相手のプレイヤーがじろじろブロムのことを見て様子を伺っているのが印象的です。
ヴィクターブロムのアグレッシブなプレー
こちらは上の動画とは逆にヴィクターブロムがオールインをして結果負けてしまいます
実績のあるヴィクターブロムなので、なぜこのようなことをしたのか考え深いですね
プレイスタイルの種類
プレイスタイルは大きく分けて4つあります。
ルース
ルースプレーというのは、簡単に言えば、なかなか降りないことです。
要は自分のお金に対してルースなことです。
ルースなプレーは必ずしも悪いことではなく、一回に入るチップの量が多くなったり、周りが弱気だと勝手にフォールドしてくれたりするのでプレースタイルの一つとなります。
タイト
タイトはルースと逆で慎重にプレーするスタイルです。
勝負に行く回数が少なく、自分のハンドが強い時にだけ勝負に行きます。
一般的に良いスタイルとされています。
アグレッシブ
アグレッシブはベットやレイズ、リレイズの回数が多いことです。
ルースとは違い、何でもかんでもBETするのではなく、自信がある時にレイズやリレイズを行うスタイルです。
ポーカーで勝つ人間はアグレッシブだと言われています。
パッシブ
パッシブとはあまりベットやレイズをしないプレイスタイルのことです。タイトとは必ずしも同じ意味ではありません。典型的なルースパッシブプレイヤーは、ほとんどどんな手でもコールし、ものすごく強い手でしかレイズしてきません。パッシブテーブルとは、多数のパッシブプレーヤーのいるテーブルのことで、 その結果プリフロップのレイズがほとんどないことなどの特徴が出てきます。
まとめ
ルースとタイト、アグレッシブとパッシブ、この組み合わせでプレイヤーは大きく4種類の分別されます。
ルースアグレッシブ：(マニアック)
ルースパッシブ：(フィッシュ)
タイトアグレッシブ：(シャーク)
タイトパッシブ：(ロック)
一般的に、初心者はタイトアグレッシブが向いており、ルースアグレッシブは上手くないとできないと言われています。
